Ask Maps(マップに相談)は、日本語でGoogleマップに質問し、条件に合う場所を探せる機能です。スマートフォンでは、Googleマップの検索バーの下にある「マップに相談」から利用します。
この記事では、日本での提供状況、スマートフォン・パソコンでの使い方、表示されないときの確認事項を説明します。後半には、店舗経営者が自店の情報を見直すための5つの準備とチェックリストをまとめました。
情報確認日:2026年9月9日。操作手順はGoogle公式ヘルプに基づいています。画面の表記や利用できる機能は変更される場合があります。
Ask Mapsは日本で使える?提供状況とできること
Googleは2026年8月7日、日本で「マップに相談」の提供を開始すると発表しました。発表時点では数週間をかけた順次提供と案内されています。Geminiと連携し、場所や移動について会話形式で質問できる機能です。Google公式の日本提供開始のお知らせ
例えば、場所だけでなく「誰と行くか」「何時に利用するか」「どんな設備が必要か」をまとめて伝えられます。回答を見てから条件を追加し、候補を絞る使い方もできます。ただし、提示された候補が希望条件をすべて満たすとは限りません。予約の空きや設備の利用条件など、来店判断に欠かせない点は店舗の案内でも確認しましょう。
「マップに相談」の使い方
スマートフォン:Android・iPhone共通の基本手順
- Googleマップのアプリを開く。
- 検索バーの下にある「マップに相談」を選ぶ。
- 探している場所や条件を入力する。音声で質問する場合はマイクを選ぶ。
- 送信し、回答を確認する。必要なら条件を追加して質問を続ける。
出典:Google公式ヘルプ(Android/iPhone・iPad)。
パソコン:メニューから開く
ブラウザーでGoogleマップを開き、メニューから「マップに相談」を選びます。質問を入力して送信し、そのまま追加の質問ができます。パソコンではWebGLという描画機能が必要です。Google公式のパソコン向け手順
「マップに相談」が表示されない・動かないとき
まず、スマートフォンは検索バーの下、パソコンはメニュー内を確認します。見つからない場合は、アプリの更新と再起動を試し、公式ヘルプの案内も確認してください。パソコンで動作しない場合は、ブラウザーでWebGLが利用できるかが確認点になります。
日本での提供開始だけを根拠に、すべての端末・アカウントで同じ画面が表示されるとは断定できません。更新や再起動も表示を保証する手順ではありません。表示されない場合は、通常のGoogleマップ検索で場所を探せます。
どんな質問をするとよい?店舗探しの入力例
最初は「地域+利用目的+外せない条件」を伝え、回答を見ながら補足すると整理しやすくなります。次の文は、入力の考え方を示すためにAreaBloomが作成した例です。実際の検索結果や、特定店舗の対応状況を示すものではありません。
- 家族でランチ:「横浜駅の近くで、土曜の12時に子どもと昼食をとれるお店を探したい。子ども用の椅子があるところを教えて」
- 仕事の合間のカフェ:「関内駅の近くで、平日の15時から1時間ほど作業したい。Wi-Fiが使えるカフェはある?」
- 車で行く美容室:「港北区で、日曜日に行けて駐車場のある美容室を探している」
続けて「駅から徒歩10分以内に絞って」「駐車場は専用か提携か分かる?」など、判断に必要な点を尋ねます。「近い」「安い」だけでなく、歩ける時間や予算を具体的にすると、希望を伝えやすくなります。
店舗側が進めたい5つの準備
ここからは、店舗情報を正確に伝え、来店前の疑問を減らすためのAreaBloomの運用提案です。Ask Mapsでの推薦や上位表示を保証する方法ではありません。まずは、Googleビジネスプロフィールと自社サイトの内容を、実際の営業状況に照らして確認しましょう。
1.営業時間・所在地・連絡先を確認する
店名、住所、地図のピン、電話番号、通常営業時間を確認します。祝日や臨時休業は特別営業時間も見直しましょう。変更作業は、管理権限のあるGoogleアカウントで自店のプロフィールを開き、「プロフィールを編集」から行えます。Google公式のプロフィール編集方法
例えば、店頭では月曜定休なのにサイトは年中無休のまま、といった食い違いがないかを点検します。スタッフが変更に気づいたときに、誰がどの掲載先を直すかも決めておくと更新漏れを防げます。
2.設備やサービスの条件を具体的にする
Wi-Fiや駐車場など、該当する属性を事実に沿って確認します。属性は「プロフィールを編集」の「その他」から編集できますが、業種や地域によって選択できる項目は異なります。すべての特徴を自分で登録できるわけではありません。Google公式の属性管理の説明
専用の項目がない情報や、詳しい利用条件は自社サイトで補足しましょう。例えば「駐車場あり」だけでなく「店舗裏に専用2台・先着順」と書けば、初めての方も判断しやすくなります。台数や条件は、自店で確認した事実に置き換えてください。
3.初めて来る人が迷わない写真をそろえる
外観、入口、店内、主な商品・サービスを見直します。特に、入口が建物の裏側にある店や、上階にある店では、通りから入口までの位置関係が分かる写真が役立ちます。写真を追加する際は、古い内装や提供を終了したメニューが現在の内容と混同されないかも確認しましょう。
これは来店前の不安を減らすための提案です。「写真を何枚追加すればAsk Mapsに出る」といった基準は、本記事で確認したGoogle公式資料には示されていません。
4.口コミは率直な感想をお願いし、返信は内容に合わせる
口コミの依頼は、投稿リンクやQRコードを案内し、実際に利用した方の自由な感想をお願いする形にします。特定の評価や言葉を指定せず、投稿の見返りに割引や特典を渡すことも避けてください。Googleは口コミと引き換えの特典提供を禁止しています。Google公式の口コミ・返信の案内
案内文の例は「本日はご利用ありがとうございました。よろしければ、ご利用の感想をGoogleマップでお聞かせください」です。返信では、実際に書かれた感想や質問に答えましょう。確認していない利用状況を足したり、検索語句を不自然に繰り返したりする必要はありません。
依頼の導線づくりは、口コミが集まらない原因と増やし方の記事も参考にしてください。
5.公式サイトの説明と予約先を確かめる
プロフィールから開くホームページに、現在のサービス、料金、アクセス、利用条件が載っているかを確認します。予約リンクは実際に開き、希望する店舗やメニューを選べるか、受付終了のページに飛ばないかを点検しましょう。
例えば「子ども連れでも利用できますか」という問い合わせが多いなら、椅子やベビーカーの扱いなど、店として回答できる内容をサイトに追記します。AIへの掲載を狙った曖昧な宣伝文より、来店する方が判断できる説明を用意することが、この作業の目的です。
今日から使える店舗情報チェックリスト
まず1店舗について、店頭の実態と公開情報を照合してください。以下は点検用の例です。完了した項目に印を付け、未対応の項目は担当者と期限を決めます。
- □ 店名・住所・電話番号・地図のピンに誤りがない
- □ 通常営業時間と、直近の祝日・休業日の案内が正しい
- □ 設備やサービスの属性が実態に合っている
- □ 外観・入口・店内の写真が現在の状態を伝えている
- □ 口コミの案内が任意で、特典や評価の指定がない
- □ 口コミの質問や指摘に、必要に応じた対応ができている
- □ サイトの料金・メニュー・利用条件が最新になっている
- □ 予約・問い合わせのリンクが正しく開く
修正したら「確認日/直した内容/掲載先/担当者」を残します。月1回の定期点検に加え、営業時間やメニューを変えた日に見直す運用がおすすめです。
Ask Mapsへの表示と、通常のMEOは分けて考える
Googleは通常のローカル検索について、主に関連性・距離・知名度をもとに結果を決めると説明しています。ただし、この説明をそのままAsk Mapsの推薦基準や配点として扱うことはできません。Google公式のローカル検索ランキングの説明
本記事で確認した公式資料からは、特定の語句を口コミ返信に入れることによる推薦効果や、登録すれば必ず紹介される仕組みは確認できません。自店が一度表示されなかっただけで、運用に失敗したと判断するのも早計です。
自店を点検するときは、質問文、確認日、端末、検索した地域を記録し、店名・営業時間・設備などが正しく案内されているかを見ます。表示回数を増やすための作業と決めつけず、誤情報や説明不足を見つける手がかりとして活用しましょう。
通常の地図検索の考え方は、Googleマップで上位表示される仕組みの記事で解説しています。
店舗情報の整備を、継続できる運用にする
最初の一歩は、チェックリストで見つかった誤りを直すことです。そのうえで、写真の更新、口コミへの対応、サイトの説明や予約先の確認を、担当者が続けられる形に整えましょう。
AreaBloomでは、Googleビジネスプロフィールの情報整備・投稿・口コミ活用から、来店や予約につながる導線づくりまで支援しています。自店で対応する範囲と依頼する範囲を整理したい方は、MEO・Googleビジネスプロフィール運用支援をご覧ください。