Googleマップの店舗写真は「外観・入口」「店内」「商品・サービス」の3種類を、それぞれ3枚ずつそろえるところから始めます。選ぶ基準は、初めて来る人が「どこから入るか」「店内はどんな様子か」「何を頼めるか」を写真だけで判断できるかどうかです。きれいな写真を増やすより、今の店舗と食い違いがないことを優先しましょう。
情報確認日:2026年10月7日。カテゴリ別の枚数と写真の条件はGoogle公式ヘルプに基づきます。業種別の撮影セット、撮影順、担当表はAreaBloomの運用提案です。
最初にそろえる写真は何枚?
Googleは写真カテゴリごとに、外観・店内・商品・サービス・料理・チームはそれぞれ3枚以上、共有スペースはエリアごとに1枚以上を目安として案内しています。Google公式:ビジネス固有の写真に関するヒント
まずは外観・入口3枚、店内3枚、商品・サービス3枚の計9枚を基本セットにすると、初来店者が知りたい情報をひと通りカバーできます。その上で、次の表のように疑問ごとに足りない写真を補います。
| 初来店者の疑問 | 撮る場面 | 写真では伝わらないので別に整える情報 |
|---|---|---|
| どの建物・入口へ行けばよい? | 通りから見た外観、看板、実際に使う入口。ビルの上階や裏口なら、道から入口までの経路 | 住所、地図のピン位置、階数、駐車場 |
| 自分が利用しやすい店内? | 客席・待合・施術や相談のスペースを、入ってきた人の目線で | 席数、設備、バリアフリー、予約の要否 |
| どんな商品・サービスを選べる? | 今提供している代表的な料理・商品、またはサービスの提供場面 | メニュー、料金、提供時間、予約先 |
業種別にどんな写真を撮ればいい?
同じ「店内」でも、業種によって来店前に確かめたいことは違います。次の表は小規模店舗でよく必要になる組み合わせの例です。
| 業種 | 外観・入口 | 店内 | 商品・サービス |
|---|---|---|---|
| 飲食店 | 昼と夜の外観、のれん・看板、入口の扉 | テーブル席・カウンター・個室など席の種類ごと | 看板メニュー、定番の料理、ドリンク |
| 美容室・サロン | ビル外観、エレベーターや階段の入口、店の扉 | 受付、施術席、シャンプー台 | 施術後のスタイル(本人の掲載許可がある場合のみ)、使用している商材 |
| 整体院・クリニック | 建物外観、駐車場、入口と案内表示 | 受付・待合、施術室や診察室 | 施術・相談の様子が分かる場面、院内の設備 |
| 小売店 | 通りから見た店構え、入口 | 売り場全体、レジ周り | 主力商品の棚、季節の売り場 |
スタッフの写真は、本人が掲載に同意している場合にだけ使います。顔を出したくない場合は、手元や後ろ姿など本人と特定されない構図に切り替えましょう。
撮影はどの順番で進める?
- 今の写真を点検する。Googleマップで自店を開き、外観・店内・商品の写真が現在の状態と合っているか確認します。お客様が投稿した写真も表示されるので、一緒に見ておきます。
- 道から入口までを撮る。お客様が実際に歩いてくる方向から建物と看板を撮り、入口が分かりにくければ入口だけをもう1枚撮ります。Googleは異なる方角や時間帯から撮ることも勧めています。
- 店内と提供内容を撮る。店内は入ってきた人の目線で、商品・料理・サービスは今提供しているものを撮ります。改装前の内装や終了したメニューの写真は混ぜないようにします。
- 公開前に写り込みを確認する。お客様やスタッフの顔、車のナンバー、伝票や予約表などの個人情報が写っていないか確かめます。識別できる人が写る場合は本人の許可を取り、取れなければ写らない構図にします。Google公式:写真投稿とプライバシー
- 掲載後の表示を確認する。ビジネスプロフィールから写真を追加し、ステータスを確認します。表示まで最長24〜48時間ほどかかることがあり、「保留中」「不承認」の写真は一般には表示されません。Google公式:写真と動画を管理する
スマホで撮るときのコツとNG例は?
Googleの写真ガイドラインは、JPGまたはPNG、10KB〜5MB、推奨解像度720×720ピクセル(最低250×250ピクセル)です。ピントが合った明るい写真を使い、大幅な加工や過度なフィルタ、AIによる加工は避けるよう案内されています。今のスマートフォンで普通に撮れば、サイズの条件はほぼ満たせます。Google公式:写真のガイドライン
現場で撮るときは、次の点を意識すると失敗が減ります。
- 明るい時間に撮る。外観は日中の自然光で撮り、夜営業が中心の店は点灯後の外観も追加します。
- 被写体を中央に置く。Googleマップでは写真の端が切れて表示されることがあるため、看板や料理は画面の中央に収めます。
- 広角(0.5倍)を使いすぎない。店内を広く見せようとすると実際より広く写り、来店時の印象と食い違います。
- 撮る前にレンズを拭く。油や指紋で白くぼやけた写真は、飲食店の厨房近くで特に起きやすい失敗です。
反対に、次のような写真は掲載を避けます。
- 文字やロゴを大きく重ねた広告のような画像、チラシをそのまま撮った画像
- 実物と色や形が大きく変わるほど加工した写真、AIで生成・加工した店内や料理
- 改装前の内装、終了したメニュー、移転前の外観など現状と違う写真
- お客様の顔や個人情報が、許可なく判別できる状態で写った写真
動画も追加できます。条件は最大30秒、75MBまで、720p以上です。入口までの道順や店内の雰囲気は、短い動画にすると伝わりやすくなります。
写真の枚数やカバー写真は検索順位に影響する?
Googleが示すカテゴリ別の枚数は撮影の目安で、満たせば順位が上がるとは案内されていません。ローカル検索の順位は主に「関連性」「距離」「知名度」で決まるとGoogleは説明しています。写真は順位を上げるための施策ではなく、検索で見つけた人が「この店に行こう」と決めるための材料と考えましょう。Google公式:ローカル検索結果のランキング
カバー写真は自分で指定できますが、指定した写真が必ず最初に表示されるとは限りません。画質が低いと、お客様の投稿写真に置き換わることもあります。カバー1枚に頼らず、どの写真から見ても場所と内容が伝わる状態にしておきます。なお、写真が表示されるのはビジネスプロフィールのオーナー確認が済んでからです。Google公式:カバー写真について
誰が、いつ写真を更新する?
「毎月○枚」のようなノルマより、店舗に変化があったときに必ず差し替える仕組みのほうが続きます。次の表は小規模店舗向けの役割分担例です。一人で運営している場合は、両方の欄を一人で担当して構いません。
| 更新のきっかけ | 現場担当が確かめること | 掲載担当が行うこと |
|---|---|---|
| 看板・入口・内装が変わった | 新旧の写真と実物を見比べ、来店経路を撮り直す | 新しい写真を追加し、古い自社写真を削除する |
| メニューやサービスが変わった | 今提供している商品・サービスと料金を確認する | 終了した商品の写真を削除し、新しい写真とメニュー情報を更新する |
| お客様から「場所が分かりにくい」と言われた | どこで迷ったか、どの方向から来たかを聞く | その方向からの外観・入口写真と、住所・階数の案内を見直す |
自社で投稿した写真は削除できますが、お客様が投稿した写真をオーナーが編集・削除することはできません。現状と違う、プライバシーに問題があるなど不適切な写真は、Googleの手順に沿って報告します。掲載後は、ログインしていない状態のGoogleマップでも表示を確認し、写真と営業時間・住所・予約先が食い違っていないか見ておきましょう。
Ask Maps(マップに相談)では写真をどう確認する?
Googleマップの「マップに相談」(Ask Maps)は、お店のおすすめや詳細を会話形式で調べられる機能です。Google公式の機能説明には、写真が候補選びにどう影響するかは書かれていません。ただ、候補に挙がった店を比べる段階で利用者が写真を見るのは通常の検索と同じなので、この記事の基本セットがそろっていれば十分です。
自店が候補に出ているかを確かめる方法は、Ask Mapsで自店が表示されるか確認する方法で詳しく解説しています。
自社で撮るか、外部に相談するか
外観・店内・代表的な商品を自分で撮れて、変化があったときに差し替える担当がいるなら、まずは自社で始められます。一方、複数店舗の写真管理が追いつかない、担当が決まらない、写真とプロフィールの情報が食い違っているといった場合は、外部に相談するのも一つの方法です。
AreaBloomのMEO・Googleビジネスプロフィール運用支援では、写真だけでなく、店舗情報や来店・予約までの案内もまとめて整えます。ご相談の際は、今の写真の状態、最近変わったところ、お店でよく聞かれる質問を教えてください。