Google口コミが集まらないときは、「案内できているか」「投稿先が分かるか」「無理なく運用できているか」を分けて確認しましょう。件数が少ないという結果だけで、お客様の満足度やスタッフの努力不足を決めつけることはできません。
この記事では、飲食店や美容室などの店舗向けに、依頼文、QRコードの準備、スタッフ間で共有する手順をまとめます。文例と運用日程はAreaBloomの提案です。口コミ件数や集客成果の増加を保証するものではありません。
情報確認日:2026年9月9日。Googleの画面名や利用できる機能は変更される場合があります。
口コミが集まらないとき、最初に何を確認する?
声かけを増やす前に、どこで困っているかを整理します。次の表から、自店の状況に近い項目を確認してください。
| 店舗の状況 | 確認すること | 最初の作業 |
|---|---|---|
| 案内する機会が決まっていない | いつ、誰が、どの言葉で伝えているか | 会計後など通常の接客の流れに短い案内を用意する |
| 投稿場所をよく聞かれる | 正しい店舗の投稿画面まで進めるか | 口コミ用リンク・QRコードを確認する |
| 一部のスタッフしか方法を知らない | 文例やカードの置き場が共有されているか | 案内手順を1枚にまとめる |
| 投稿したと言われたが表示されない | 表示の遅れ、別店舗への投稿などの可能性 | 依頼不足とは分けて、公式ヘルプを確認する |
| 同じ不満が繰り返し届く | 待ち時間や説明不足など、体験上の課題 | 現場で直せる点を決めて共有する |
例えば、カードを作っても引き出しに入ったままなら、まず置き場所の見直しが必要です。一方、案内済みのお客様に何度も投稿を求めても、運用の改善にはなりません。「案内を整えること」と「書いてもらうこと」は分けて考えます。
依頼してよいこと・避けることをそろえる
Googleは、実体験に基づく口コミを、特典なしで、評価や内容に影響を与えず依頼することを認めています。一方、割引などとの交換、高評価の選別、その場での投稿の要求・強要、特定の内容の指定は認めていません。スタッフに一定数の口コミ獲得を要求する行為も、禁止例に含まれます。Google公式:投稿コンテンツのポリシー
店舗では「星5をお願いします」「満足した方だけこちらへ」といった文言を見直します。事前アンケートの回答によって、好意的な方だけにGoogleの投稿先を出す仕組みも避けてください。意見を直接受け付ける窓口を設ける場合も、Googleへの投稿を妨げる条件にしないようにします。
投稿はお客様の任意です。断られたらその場で案内を終え、投稿画面や完了画面の提示を求めない運用にしましょう。端末を預かって代わりに文章を書いたり、店舗が用意した口コミ本文をコピーしてもらったりせず、本人の言葉に任せます。
そのまま使える口コミの依頼文は?
以下は店舗からの「案内文」の例です。お客様が投稿する口コミ本文のひな形ではありません。店舗名や案内先を自店のものに差し替え、接客の言葉遣いに合わせて使ってください。
会計後などに口頭で伝える例
本日はご利用ありがとうございました。よろしければ、Googleに率直なご感想をお寄せいただけます。投稿先はこちらのカードにあります。投稿は任意ですので、お時間のあるときにご検討ください。
飲食店なら会計後、美容室ならお見送り前など、サービスが終わって落ち着いて案内できる場面を決めます。喜んでいる方だけを対象にせず、通常の接客の流れとしてそろえます。お急ぎの方を引き止めたり、書き終えるまで待ったりする必要はありません。
LINE・メールで送る例
本日は【店舗名】をご利用いただき、ありがとうございました。よろしければ、今回のご利用について、Googleに率直なご感想をお寄せください。投稿は任意です。
口コミの投稿先:【自店の口コミ用リンク】
またのご利用をお待ちしております。
この文面は、来店後のお礼を送る運用がある店舗向けです。通常の連絡に使っている方法やお客様の受信希望に合わせて扱います。投稿を確認できないことを理由に、繰り返し催促する運用にはしないでください。
店内POP・ショップカードの例
ご利用の感想をお聞かせください
Google口コミはこちら
【自店の口コミ用QRコード】
率直なご感想をお待ちしています。投稿は任意です。
POPは文字とQRコードを詰め込みすぎず、店名も添えます。「口コミを書けば次回割引」といった販促案内は組み合わせません。スマートフォンで読むメッセージには、同じ端末から押せるリンクを載せると使いやすくなります。
口コミ用リンクとQRコードはどう作る?
Google公式ヘルプでは、口コミ用QRコードの作成はパソコンのブラウザーで行うと案内されています。手順は次のとおりです。
- 管理用アカウントで、自店のGoogleビジネスプロフィールを開く。
- 口コミを読む画面から、口コミを増やすための共有画面を開く。英語表示では「Read Reviews」→「Get more reviews」。
- リンクをコピーする。QRコードは右クリックして画像として保存する。
出典:Google公式:口コミ用リンク・QRコードの作成。表示が異なる場合は公式ヘルプと現在の管理画面を照合してください。
用意できたら、まず1枚だけ印刷して読み取りを確認します。別支店や同名の店舗ではなく、自店が表示されるかを見ます。小さすぎる印刷、折り目、光の反射があると読み取りづらいため、実際に置く場所でも確認しましょう。確認のための架空の口コミは投稿しません。
口コミの投稿にはGoogleアカウントへのログインが必要です。「誰でもワンタップで投稿完了」と案内すると、実際の操作と食い違う場合があります。Google公式:口コミを増やすためのヒント
スタッフに無理なく続けてもらうには?
朝礼や引き継ぎで、次の5項目を共有します。全員が同じ場所のカードと同じ案内文を使える状態にすると、担当者が休みでも手順を確認できます。
- 場面:サービス終了後など、通常の案内のタイミング。
- 言葉:短い依頼文と、投稿は任意であること。
- 道具:カード・POPの置き場と、送信するリンク。
- 断られたとき:案内を終え、普段どおりに対応すること。
- 困ったとき:リンク不具合や質問を相談する担当者。
管理者が見るのは、まずリンクが使えるか、案内が負担になっていないか、誤った言い回しがないかです。個人別の獲得件数ランキングや、口コミを取れなかった理由の追及は設けません。投稿者と担当スタッフを結び付けるために、口コミへのスタッフ名の記載を求めることも避けます。
最初の2週間で整える運用例
- 1〜3日目:店長が既存の案内文と投稿先を点検し、カードを試し刷りする。
- 4〜7日目:スタッフ間で案内の言葉を練習し、置き場と相談先を決める。
- 2週目:案内しにくい場面や読み取りの問題を共有し、文面や配置を修正する。
この2週間は運用を整える期間の例です。口コミの件数目標や、Googleが定めた推奨日程ではありません。混雑や人員に合わせて進め、日程のために投稿を急がせないようにしましょう。
件数と、お客様の声をどう振り返る?
店舗単位で、確認日、新しく表示された口コミ、よく出た意見、変更した案内や接客を簡単に残します。週に一度など確認日を決めておくと、日々の増減に振り回されにくくなります。
例えば「料金説明が分かりづらかった」という声が続いたら、メニューの説明を見直し、翌週にスタッフへ確認します。良い意見も、続けるべき接客として共有できます。口コミへの返信では必要な内容を丁寧に伝え、対応が必要な指摘は店内で担当を決めましょう。
返信文に迷う場合は、Google口コミの返信例文集で、状況別の文例と確認手順を紹介しています。
表示上の総件数の差は、削除などの影響も受けるため、新規投稿数と同じとは限りません。また、件数の増加だけで予約や売上への効果は断定できません。集客全体の見直しは、エリア集客の原因診断ガイドも参考にしてください。
「書いたのに表示されない」と言われたら?
Googleは、ポリシー確認による数日の遅れ、プロフィール統合後の反映、端末・ソフトウェアの問題、投稿制限など複数の可能性を案内しています。店舗側から、Wi-Fiや新しいアカウントが原因だと決めつけることはできません。Google公式:口コミが表示されない・遅れる場合
まず対象の店舗が合っているか、いつ投稿したかを確認できる範囲で整理し、公式ヘルプを参照します。別アカウントでの再投稿や通信回線の変更を、表示させるための解決策として案内しないでください。解消しない場合は、状況を整理して公式のサポート窓口へ相談します。
件数の食い違いや投稿の公開状態を詳しく調べる場合は、Google口コミの件数が合わない・表示されないときの確認手順で、確認表と問い合わせ前の準備を紹介しています。
まずは「正しい投稿先」と「短い案内文」を整える
最初の作業は、今あるカードやメッセージを点検し、お客様が自分の意思で投稿できる案内にすることです。新しいツールを増やす前に、店舗内で続けられる方法を決めましょう。
AreaBloomのMEO・Googleビジネスプロフィール運用支援では、店舗情報や日々の運用について相談できます。口コミの案内方法を含め、何から整えるか迷う場合は、お問い合わせフォームから現在の運用状況をお知らせください。